皆が意外と知らない頭痛の知識を紹介します

看護師

群発頭痛の症状と対処

医者と患者

群発頭痛は、どちらも常に痛みが発生しているわけではなく、ある一定の周期のようにして痛みが訪れます。名前の通り、発生する群発期とそれ以外の時期がはっきりと分かれています。一般的な緊張型頭痛であれば薬を飲むことで痛みを沈静化出来ることが多いのですが、群発頭痛には市販の薬が効きにくいという特徴があるため、一旦痛み始めると生活に大きな支障をきたします。これらの痛みを解消するには、きちんとした医師の診察を受けて症状を緩和させる措置をとることが必要になります。

実は群発頭痛の痛みのサイクルは火山性の地震とよく似ており、名前の由来にもなっています。一般的に群発期に入ると1ヶ月程度の間、毎日のように痛みが訪れることが多くあります。しかし、その時期が過ぎると数カ月から数年間は痛みが出ないという変わったものです。この群発頭痛の恐ろしいところは、痛みの強さはさることながら定期的に起きるところです。さらに痛みが始まるのは毎日決まって同じような時間で、明け方頃に起こることが多いと言われおり、睡眠障害を引き起こしてしまうこともあります。また、トリガーとして飲酒が関連していると言われており、群発期の飲酒については避けるべきだと言われています。

群発頭痛の痛みは激しいもので、痛みを紛らわすために頭を壁に打ち付けてしまうこともあるようです。長らく対処法が不明となっていた群発頭痛ですが、最近は少しずつその痛みを対処出来る方法が分かり始めています。まず代表的なのが薬物投与です。一般的なイブプロフェンやアセトアミノフェンを使用している頭痛薬ではなく、病院などで処方されるトリプタン系の薬が高い効果を発揮すると言われています。酸素を吸入するというのも効果的な対策です。この場合は、医療用に使用されている純酸素を吸引することで痛みの軽減をはかることが出来ます。欠点としては、大量の酸素吸入を行わないと効果を発揮しないのでスポーツ用などで市販されている酸素ボンベ程度では容量が足りません。ですから、医療機関などでしか効果的な吸入が出来ません。

群発頭痛は一旦群発期に入ると定期的な痛みが訪れるため生活や仕事に大きな影響を与えますので、出来るだけ予防しておくことが大切になります。予防対策として代表的なのが頭痛薬です。これは痛みの緩和同様にトリプタン系の薬が主ですが、その他にもエルゴタミン系の薬剤や抗炎症作用のある副腎皮質ステロイド薬を使うこともあります。これにより、就寝中の頭痛発作を予防することが出来ます。